このハーブはベニバナの花であって、種ではない。種子はベニバナの油を作る際 に使用される。
ベニバナは中国では少なくとも2300年にわたって使用されている。活血化療(循環機能を活発にして鬱血を除去する) の主たるハーブのひとつである。科学的にはカルコンと呼ばれる複雑に混じりあった赤と黄色の色素以外に、フラボノイド、フラボノイド配糖体 、多糖類、リグナン、脂肪酸、その他を含んでいる。
ベニバナの抽出物は免疫機能(免疫抑制、免疫強化)、心臓冠状動脈系(抗凝血、心臓強壮 、抗じゅく状動脈硬化症、高脂血症、高血圧)にさまざまな効果を持ち、なお毒性は非常に低いことが科学者たちの手によって明らかに されている。現在までのところ、黄色素(ベニバナイエローと呼ばれている)と多糖類は研究機関によって薬学的作用があることが発見されている。 以上の事実だけをとっても、ベニバナの伝統的な使用法は科学的な根拠に立脚していることが分かる。
ベニバナ抽出物は現在、ヘアートニック(中国の養毛剤)、顔及び体のマッサージ剤、入浴剤に使われており、テルピアは肌の毛管を開く 働きがあるため、他の有効なハーブを調合して吸収と効果を促進するという考え方である。ベニバナは天然着色料としても使用され、薄い 黄色からオレンジ色を出す
ベニバナは活発な胎児を「落ち着かせ」。死んだ胎児を堕胎させるために用いられるが、妊娠中は使用しないようにとの 言い伝えがある。唯一、治療目的で投与する場合でも、3から6g程度である。化粧品から皮膚を通して吸収するのは微量である。

種 別ベニバナ属(キク科)
利用部位
効能血液の強壮、鬱血の除去、月を楽にする。鎮痛
伝統的用途・心臓血管障害、無月経、月経痛、心臓冠状動脈疾患、胸痛、外傷