菊〈Chrysanthemum〉菊は西洋では、限られた科学的研究を除くと科学分野全般において 菊の研究はなされていない。しかし中国では炎症(例:結捲炎など)や皮膚に関する病、もまた、 高血圧症つの各種症状に対する菊の優れた効果は何世紀もの間にわたって広く伝えられている。中国の伝統的な用法に明ける菊の解毒 剤(現代的に言えば抗菌、抗ウイルス、抗炎)としての作用は、今日では科学的にも証 明されている。
菊は通常お茶として食されてる。最近の香港の中華レストランではプーアール茶(消化吸収を促進する事で有名な種類のお茶)に菊をブ レンドして飲むのが流行っているようだ。このブレンドティーは北米の大きな中華街の 広東レストランで試すことが出来る。
菊の花はフラボノイド、アミノ酸、その他の栄養素を(ビタミンB1、アデニン、 コリン等)、そして精油を含有する。しかしながら菊は亜硫酸塩を含有することもある。 これは菊の花をカビや害虫から護るために、乾燥させる前に硫黄の煙に燻すという伝統的な処方の結果、亜硫酸塩が付着するのである。 亜硫酸アレルギー反応のある方はこの事実をよく覚えておいていただきたい。また、 菊茶を飲むときは十分に注意していただきたい。菊の解毒作用が亜硫酸塩の毒性を中和させるので実際にアレルギー反応を起こす方は まずないとは思うが、何か新しい物を試すときには注意しすぎていけないということは決してないのでここで述べておくことにする。
そのすばらしい解毒、抗炎症作用を活かして、最近では菊クリームゃ化粧水といった基礎化粧品にも使われている。

種 別キク属(キク科)
利用部位
効能解毒作用、解熱、視覚の改善、抗炎症、
抗菌(バクテリア、細菌類、ウイルス)、低血圧症食
伝統的用途風邪、インフルエンザ、発熱、頭痛、めまい
目の充血、過流涙、皮膚の炎症、おでき
潰瘍、湿疹
近代の用途高血圧症、不眠症、狭心症、肝炎