コロハ〈Fenugreek〉コロハは古来よりエジプト、インド、中東にお いて生薬及び食品又は香料として用いられてきたが、中国ではコロハは体を温める作用があるとされているが、他の国々では、熱 を持った状態、たとえば、腺腫、喉の痛み、だだれ、ねぶと等の治療に用いられている。中国では、このような症状に対して通常、 カラダを冷やす作用のハーブを処方する。コロハの利用法を科学的に実証するような文献は今のところ発表されていない。わかっ ているのはコロハの化学成分構成のみである。コロハは豊富なステロイド前駆体(この物質からステロイド系薬品が作られる)、 フラボノイド(強い抗酸化性を持つ)、粘滑薬成分(おそらく粘滑、刺激軟化作用)、蛋白質、その他の栄養素(アミノ酸、ビタ ミンA、B1、C他)などを含有する。これらの含有成分はコロハの効果の有効成分となりうるものである。16世紀初 頭に、中国で妊娠中の女性にはコロハを摂取しない方が良いという説が発表された。これはコロハがのちに研究室の動物実験から 子宮刺激成分を含有することが発見されているため、科学的根拠に基づいていると言えなくもない。だからといって、妊娠中の女 性がコロハに恐れおののくような必要性は全くない。コロハはカレーの主原料である。カレーは何世紀もの間何十億という人々に 愛されてきた。もちろんこの中に妊娠中の女性がいないはずがない。前にも述べたが、問題は量であり、ほどほどが大切だという こひとである。これはコロハのみならず全てのハーブに共通していえることである。

種 別レイリョウコウ属(マメ科)
利用部位熟した種子
効能消化吸収の促進、去痰、解熱、催淫、男性の強壮、痛み止め、粘骨作用、皮膚軟化、母乳の分 泌増加、子宮刺激、抗低血糖症
伝統的用途・発熱、喉の痛み、気管支炎、口の潰瘍、慢性の咳、痛風、神経痛、巫骨神経痛、腺腫、 ただれ、イライラ、精液漏、早漏、腎臓疾患、脚気、ヘルニア腹痛、唇の荒れ