オオギ根〈Astragalus〉中国の「神農本草経」に薬用植物として初めて記載された有名な薬草の一つです。若芽は茹でて 食用にできます。中国では少なくても2,000年前からオオギ根を利用していたという記録が残っている。オオギ根は最もポピュラーな 「気」の強壮剤の一つで無数の調合法があり、またスープミックスの材料として用いられている。未精製のものと精製されたものとで は、形状が全く異なっているが用途としては重なる部分が多い。上記の効能及び伝統的用途はほとんど文献化された科学的根拠のある ものばかりだが、簡単な報告にとどめられているものもある。オオギ根の化学的及び薬学的な幅広い研究は主として中国、日本そして ヨーロッパにおいて行われてきた。オオギ根は多種の化学成分を含有している。これまで発見されている薬学的有効成分を挙げてみる と、多糖類、トリテルペングリコシド、フラボノイドがあるが、これの成分が単独でオオギ根の優れた効果をもたらしているとは言い 難い。また、上の表には記していないが、低血圧症、血管拡張、学習及び暗記の改善、肝臓保護、スタミナの増強等にもオオギ根は薬 学的に有効とされている。オオギ根はカンゾウ根などの中国の伝統的ハーブと調合して、その免疫保護効果から、特にエイズの治療薬 として医師の間でも用いられている。オオギ根は2,000年以上の間副作用無しに利用されてきたという歴史をもつハーブである。アミノ 酸、ミネラル等の従来型栄養素とフラボノイド、多糖類、トリテルペングリコシド、ステロール等の非従来型栄養素の双方を併せ持つ。 オオギ根は複雑な現代生活様式に我々のカラダを適応させるためになくてはならないふたつの栄養素の供給源となってくれるであろう。

種 別ゲンゲ属(マメ科)
利用部位根(未精製および精製)
効能「気」の強壮、治療、抗ウイルス、抗炎、抗酸化、
免疫調整、利尿
伝統的用途〔未精製〕・突然性発汗  ・寝汗  ・浮腫  ・関節痛
慢性の炎症、潰瘍 ・膿傷
・治癒しない傷
〔精製〕・虚弱体質 ・疲労 ・食欲不振
・脾臓欠陥による下痢  ・直腸脱垂 ・子宮出血
近代の用途・風邪及びインフルエンザ ・糖尿病 ・胃腸薬
・神経性皮膚炎 ・エイズ