ウコン〈Turmeric〉ウコンは多くのアジア料理、特にインド料理(カレー)でよく 使われている香辛料である。香りと黄色の色が利用されている。過去十数年の研究で、ウコンは胆汁の分泌。食欲増進、低血圧症、 痛みの緩和、子宮活性化、炎症及び浮腫の縮小を促進し、さらに抗炎症性、抗酸化性、その他の作用があることが明らかにされて いる。
ウコンに含まれている黄色い成分は、「クルクミン色素」と呼ばれ、主たる有効成分であると考えられている。しかし、ウコンの もつすべての特性がクルクミン色素で説明できるわけではない。ここでまた同じことを述べるが、断片的な科学的発見をいくら集 めてもなんの証明にもならない。
私は研究活動に携わっている人をけなすつもりはない。しかし事実を直視しようではないか。 研究費の工面は大変なことである。きりつめられた予算の中でできることは限られている。したがって、ハーブ薬研究プロジェク トを最も安易にまた安価に完成させるには、ハーブから一つの化学成分を取り出して、初歩的な生物学的テストを行うか、また単 純にハーブの抽出物を何かの生物学的作用の実験にのせてみればよい。そこで何々の有効成分もしくは痕跡が発見され、何がしか の新しい生化学または薬学倫理あるいは仮説を駆使して、この「有効成分」はこのようにハーブと関連性があると した調査報告書を作成すれば良いのである。これは推測の上に構築した報告書でしかない。私の誇張した表現だが、当節このたぐ いの発見は99.99%、そのハーブの成分や作用と何の関係もないことはもちろんである。実際にハーブの効果をまったく証明してい ない、いわゆる現代科学研究が横溢しているのはこのためである。我々が手にしているのは、何かのハーブ「一部」の作用だけを 「指摘した」相互関連のない山積みにされたデータだけである。これらのデータの中から。単一処方の化学薬品効果をもつものに たまには出会うことがあるかもしれない。西欧の薬品の調査開発及び政府認可制度では安価な新しい薬を製造する動機付けとなる ものが何もないため。各成分の相互の関連性を調査研究した上で薬を開発するようなことはしないのが現状である。

種 別ウコン属(ショウガ科)
利用部位精製した根茎
効能鬱血の除去、エネルギー循環促進と正常化、鎮痛、抗酸化作用。抗炎症
伝統的用途【内用】鼓腸、肝機能障害、月経障害、血尿、出血、歯痛、外傷、打撲傷、おでき 、ただれ、胸痛、腹部の疝痛、浮腫、腹の腫れ
【外用】炎症及びたむしから来る痛みとかゆみ